睡眠不足でMCRリスク2.7倍!最新研究が示す衝撃

近年、高齢化が進むにつれて認知症への関心が高まっていますが、その前段階である「運動認知リスク症候群(MCR)」をご存知でしょうか?MCRは、認知機能の低下と運動機能の低下が同時に見られる状態で、将来的な認知症の発症リスクを高めることが分かっています。

このMCRに関して、最新の重要な研究結果が発表されました。米アルバート・アインシュタイン医科大学のVictoire Leroy氏らの研究(2024年11月6日、「Neurology」掲載)によると、睡眠の質が悪い人は、睡眠の質が良い人と比べてMCRのリスクが2.7倍も高くなるというのです。これは、睡眠不足が単なる体調不良だけでなく、将来の健康に深刻な影響を及ぼす可能性を明確に示すものです。

目次

なぜ睡眠がMCRと関係するのか?

睡眠は、脳の休息と修復に不可欠な時間です。質の高い睡眠をとることで、脳内の老廃物が除去され、記憶の整理や定着が行われます。しかし、睡眠不足や質の低下が続くと、これらの機能が十分に働かず、脳の機能低下につながる可能性があります。特に、アルツハイマー型認知症の原因物質の一つとされるアミロイドβというタンパク質の蓄積は、睡眠不足によって促進されると考えられています。

MCRのリスクを高めるその他の要因

睡眠の質以外にも、日中の眠気や活動への意欲低下もMCRのリスクを高める要因として知られています。これらの症状は、睡眠不足によって引き起こされる場合が多く、睡眠の改善が重要であることが分かります。

睡眠を改善するためにできること

MCRのリスクを軽減するためには、日々の生活の中で睡眠の質を高めることを意識することが大切です。以下は、睡眠の質を改善するための具体的な方法です。

  • 規則正しい生活リズム:毎日同じ時間に寝起きし、体内時計を整えましょう。
  • 適度な運動:日中の適度な運動は、睡眠の質を高める効果があります。ただし、就寝前の激しい運動は避けましょう。
  • 快適な睡眠環境:寝室の温度、湿度、照明などを調整し、リラックスできる環境を整えましょう。
  • カフェインやアルコールの摂取を控える:就寝前のカフェインやアルコールは、睡眠を妨げる可能性があります。
  • 就寝前のリラックス:入浴や軽いストレッチなどで心身をリラックスさせ、スムーズな入眠を促しましょう。

未来の健康のために、今できること

MCRは、早期の段階で適切な対策を講じることで、進行を遅らせたり、予防したりできる可能性があります。睡眠の改善は、そのための重要な手段の一つです。

「たかが睡眠」と思わずに、質の高い睡眠を確保することは、将来の健康への投資です。今日からできることから始め、健康な未来を築きましょう。もし睡眠に関して気になることがあれば、ぜひ、日本ボディーケア学院独自の施術法「経絡ヘッドケア」をお試しください。

現在、愛知、和歌山、長野、群馬に、私が自信を持ってご紹介できる「経絡ヘッドケアセラピス」がいますので、ご紹介します。

また、経絡ヘッドケアを学びたい方は、下記のページをご覧ください。

あわせて読みたい
2025年から65歳以上の5人に1人(約20%)が認知症になる時代。その原因の一つである睡眠障害を改善する施術法...
2025年から65歳以上の5人に1人(約20%)が認知症になる時代。その原因の一つである睡眠障害を改善する施術法...東洋医学と西洋医学に基づいた施術法を学び、これからさらに必要とされる睡眠障害改善の経絡ヘッドケアセラピストになることができる講座です。

日本ボディーケア学院学院
鍼灸師、柔道整復師、指圧師
NPO法人ハートカルチャー理事

日本ボディーケア学院は今年で開講23年目を迎え、現在は、オンライン講座、また教材で独自の健康法を指導している。

コメント

コメントする

目次
閉じる