潜在意識の中の行動心理学

谷口です。

私は人から褒められるととても嬉しくなって、さらに力を発揮するタイプです。

つまり、いつも人から認められたいという欲求が強く、そのために、毎日、頑張っているんじゃないかと思うくらいです。

57歳のオヤジになった今でもそうなのですが、でも、なぜそうなったのか?

自分の過去を振り返ってみると、それがよく分かるのです。

私の両親は私が幼稚園の頃から共働きで、いつも家に帰った時には誰もいないので、玄関の鍵を自分で開けて「ただいま!」と言っても返事は帰って来ないのです。

夕方になれば母が帰って来て、夜になれば父が帰って来ますが、二人とも疲れていたのか、食卓で楽しく話しをした記憶があまりありません。

私はなんとか両親と話がしたかったので、よく絵を描いていました。

自分が書いた絵を両親に見せれば、そこから話が出来るんじゃないかと思ったからです。

そして、その絵を両親が見て「うまいこと書けてるやん!」と言われるととても嬉しかったのです。

恐らく、その想いが今も強く残っているのだと思います。

なので、私から色々聞きたかったら、まず、私を褒めるといいです。

すると、どんどん、いろんなことを勝手に話し出すと思います。

さて、人の行動には、必ず理由があります。

例えば、私の場合は、両親と話をしたかったので絵を描いていたのですが、恐らく、その他にも様々な行動を取っていたはずです。

そして、その行動は無意識のうちに潜在意識に刷り込まれ、今も、人に褒めてもらいたいと思っているときは、無意識にそのための行動をしているようです。

その行動は、時には表情であったり、話し方であったり、ジェスチャーとなって現れているのです。私は、人に褒められたいという願望があるときは、明らかに、褒められるための行動をしています。

今では、それを自分でもはっきり意識しているのですが、最初は自然と出てくるのです。

本当に、面白いです。

前にいる方と一生懸命話しながらも、もう一人の私が、「あっ!私は今、この人に褒められようとしているんだな」と、感じることが出来ているからです。

この行動のことを “非言語コミュニケーション” というのですが、これをマスターするためには、まず、自分を知ることなんです。

自分は一体、何を望んで毎日を生きているのか?

そして、その想いはどこから来ているのか?

人間って本当に面白いですね。

日本ボディーケア学院学院
鍼灸師、柔道整復師、指圧師
NPO法人ハートカルチャー理事

日本ボディーケア学院は今年で開講23年目を迎え、現在は、オンライン講座、また教材で独自の健康法を指導している。

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