文脈依存記憶

今日の午後、野暮用があったので、電車で心斎橋に行って来ました。

まず、驚いたのは大阪メトロ心斎橋駅のホームがとてもカッコ良くなっていたことです。

若い頃は、よく心斎橋で遊んでいたので、あの時の記憶がドンドンと湧き上がって来たので、自分でも少しびっくりしました。

ところで、人が思い出のある場所に行くと忘れていた記憶が蘇る現象は、「文脈依存記憶」と呼ばれることがありますが、

これは、脳の記憶がその場所や環境に特有の手がかり(キュー)と結びついていることが関係しています。

具体的には、脳の海馬が中心となって記憶のエンコードとリコールに関わっていて、海馬は新しい記憶を形成し、長期記憶に移行する過程を司る重要な役割を担っています。

また、脳の海馬は感情や感覚とも深く関連しており、特定の匂いや音、視覚的な景色などの感覚情報が記憶のトリガーとなり、当時の記憶が呼び覚まされるのです。

また、前頭葉も記憶の検索という点で重要です。

前頭葉は意識的な思考を行い、記憶を呼び起こす際にも関与していますし、場所に関連した手がかりが感覚器官から入力されると、

それをもとに前頭葉が海馬に記憶の検索を指示し、忘れていた記憶が意識の表面に浮かび上がることがあります。

さらに、脳の扁桃体は感情と記憶の処理に関与しており、特定の感情的な体験が関連する場所と結びついている場合、

その場所を訪れたときに感情的な反応と共に記憶がよみがえることもあります。

このように、脳は複数の部位が連携して記憶のリコールを行い、特定の環境下で経験したことが再び思い出されるような仕組みになっています。

私が考案した施術法の中に睡眠障害改善の施術法があり、それを磨き上げるために脳のこともかなり勉強したのですが、

どうやら、脳の働きをより良くするには、より良い人間関係も必要ということも分かって来ました。

陰陽五行セラピーにもさらに磨きをかけてゆきたいです!

日本ボディーケア学院学院
鍼灸師、柔道整復師、指圧師
NPO法人ハートカルチャー理事

日本ボディーケア学院は今年で開講23年目を迎え、現在は、オンライン講座、また教材で独自の健康法を指導している。

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